2019.07.10
こだわりたっぷり!奈良のかまぼこ屋さん「魚万」さんへ
こんにちは。
奈良女子大学の学生による奈良の魅力的な専門店を紹介するブログも新年度を迎えました。
先輩からバトンを受け取り、新メンバーで奈良の専門店の魅力を発信していきます!
さて、今回訪れたのは
魚万(うおまん)さんです。
1901年にかまぼこ専門店として奈良の餅飯殿にお店を構えられたそうで、その歴史はなんと118年!!
魚万4代目の魚谷さんに製造過程や店内の様子を案内して頂きつつ、かまぼこ愛、奈良愛たっぷりの熱のこもったお話を伺いました。
まずは簡単に魚万さんのご紹介をさせて頂きます。
かまぼこの歴史は平安時代から!そして、魚万さんは創業118年という老舗のかまぼこ・さつま揚げの専門店です。
創業前は料理屋さんをされていたそうで、魚の有効利用しようということから料理屋さんの分家としてかまぼこ店が始まったそう。
(かまぼこの歴史は古く…かつては宮廷料理で高級品として用いられていたり、牛などから動物性たんぱく質を摂取しにくかった時代に魚を原料としたたんぱく質源の保存食として重宝されたり…かまぼこ板は腐敗防止の役割を持っている…などかまぼこ豆知識もたくさん伺いました!)
15年前にリニューアルし、地元のお客様だけでなく、国内外の観光のお客様にも、よりかまぼこ・さつま揚げを楽しんで頂けるようになりました。
店内には多くの種類のさつま揚げが並んでいます。
魚万さんは「素材」「手作り」「出来立て」という3点を大事にされています。
こだわりたっぷりのかまぼこ、さつま揚げはどのように作られているのでしょうか?
こだわり3点はどこで見つけられるのでしょうか?覗いてみましょう!
まずはこちらの機械でスケトウダラやハモなど練り物に適したこだわりの冷凍すり身を削ります。
原料の魚は海からあがってすぐに船内で加工されるので新鮮さが保たれているそう。「素材」のこだわり発見です!
魚万さんでは、野菜などの練りこむ副材料も新鮮で厳選されたものを使用されています。
次にこちらの機械で塩と合わせ、練り上げていきます。粘りのある生地にするのがポイントだそう。
これでベースが完成します。例えば人気商品「みかさ」はここから更に小えびとねぎを混ぜ込みます。
次に成形です。手作業で素早く整えていきます。職人技にドキドキ。魚万さんでは機械は徐々に減り、手作業が増えているそう。
「手作り」のこだわり発見です!手間をかけて仕上げていくのが美味しさの秘密かもしれませんね。
ここから
串に巻き付けて焼き上げたり
蒸したり
揚げたり
最後の工程で見た目だけでなく、食感もがらっと変わるのが面白いですね。
こちらはグリンピースを加え、湯葉を巻いた「湯葉巻き」という商品です。美味しそう…
ベースに具材を混ぜ込んだり、最後の工程を変えたり、その組み合わせの可能性は無限大!
魚万さんでは、試作研究を重ね、定番から目新しいものまで、33種類もの商品が店頭に並んでいます。
なんと店頭にはフライヤーが設置されており、常時揚げたてのさつま揚げを提供しています。
「出来たて」のこだわり発見です!どれも美味しそうで迷ってしまいます…!
我慢できず私たちもお買い物。迷いながら選ぶ時は特にわくわくしました!
おすすめや美味しい食べ方を伺いながら選ぶのも楽しいですね。地元奈良に寄り添った専門店ならではだと思います。
佃煮や、かまぼこ・さつま揚げと相性の良いお酒も販売されています。
インターネット通販も展開されており、直接お店に伺えなくても、魚万さんの商品をご自宅で楽しむことも出来ますよ。
今冬はあの意外な!?イベントにぴったりなさつま揚げも販売予定だとか…!?
著者はその斬新で素敵なアイデアにびっくりしました。大注目です!
かまぼこってお正月の時しか食べないかも…というそこのあなた!
普段の何気ない食卓を、奈良観光の思い出を、ちょっぴりグレードアップしてくれる魚万さんのかまぼこ・さつま揚げ。是非一度ご賞味ください。
その美味しさはきっと大切な人にもおすそ分けしたくなること間違いなしです!(贈答用も取り揃えています!)